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素材のふるさとを訪ねて (2)おおわにシャモロックファーム

 

(2)

最高品質の肉用地鶏を育てる

おおわにシャモロックファーム

青森県南津軽郡大鰐町 (有)大鰐振興
(みなみつがるぐん・おおわにまち)

 

  自然の中でのびのびと

 おおわにシャモロックファームは、青森県津軽地方の南部、温泉で知られる大鰐町の郊外にあります。水と緑に恵まれ、人々の往来から離れた清潔な環境の中で、シャモロックの飼育から食鳥処理、出荷までを行なっています。青森県が推進する、特産地鶏「青森シャモロック」ブランド化推進協議会の指定農場になっています。
 安全な飼育環境を守るため、ふだんは部外者の立ち入りが制限されていますが、シャモロックファームを運営する農業生産法人(有)大鰐振興の代表取締役・宮腰浩一さんに案内していただき、農場内を見学することができました。

■■農場に入る前に

 農場見学は、靴を履き替え、作業着に着替えることから始まりました。外部から病原菌が持ち込まれるのを防ぐためです。長靴は踏み込み消毒槽で消毒します。車のタイヤも消毒液をかけて洗浄しなければなりません。農場で働く人たちも、出入りのたびに同様の手順で消毒を行なっています。「病原菌は、靴やタイヤについた土から持ち込まれることが多いので、管理を徹底しています」と、宮腰さん。
 農場の入口は、部外者の立ち入りを防ぐため、常に閉じた門扉に守られています。

■■シャモロックの卵から、シャモロックは生まれない?

 「青森シャモロック」は、青森県農林総合研究センター畜産試験場養鶏部が独自に開発した青森特産の地鶏で、父は青森県原産の「横斑シャモ」、母は「横斑プリマスロック」。父親からはきめ細かい肉質と濃厚な味わいを、母親からはすぐれた肉質とダシがよく出るところを受け継いで、味、歯ごたえ、ダシの三拍子が見事にそろっています。地鶏としては全国で唯一、宮内庁の御料牧場にヒナ鳥を出荷するほどの高い評価を得ています。
 ちなみに、シャモロックの卵をかえしても、シャモロックは生まれません。青森シャモロックは「横斑シャモ」と「横斑プリマスロック」を交配したときにだけ生まれる一代雑種だからです。希少価値の高い地鶏なのです。

  健全な飼育環境を保つために

「地鶏」の飼育基準(日本農林規格/特定JAS)と
青森シャモロックの飼育基準

JAS
青森シャモロック
素ビナ 在来種の純系または素ビナの両親か一方の親に在来種を使ったもので、在来種由来の血液百分率が50%以上のもの。 青森県原産の横斑シャモ(在来種由来血液百分率100%)と横斑プリマスロック(同50%)を交配して生産。素ビナの在来種由来血液百分率は75%。
飼育期間 ふ化後80日以上 雄:100〜120日
雌:110〜130日
飼育施設 28日齢以降、平飼いで飼育 鶏舎内で平飼い
飼育密度 28日齢以降、1平方メートルあたり10羽以下で飼育 1平方メートルあたり5羽以下で飼育

■■飼育スペースはJAS基準の2倍

 おおわにシャモロックファームでは、常時約6,000羽のシャモロックが飼育されています。15棟ある鶏舎は、すべて太陽の光や自然の風が入る開放型。1棟はおよそ100平方メートルで、飼育スペースは1平方メートルあたり5羽以下。特定JASの基準(1平方メートルあたり10羽)の2倍という広いスペースで平飼いされた鶏たちは、明るく風通しのよい鶏舎の中をのびのびと動きまわっていました。
  闘争心の強いシャモ(軍鶏)の性質を受け継いでいるため、明るいところでは鶏どうしケンカになることもあるそうですが、健康な鶏を育てるため、あえて太陽の光をたっぷり浴びる環境で育てています。
  「自然の風とお日さまの光を浴びて育ったシャモロックには、数値では測れないエネルギーを感じる」と宮腰さんは言います。

■■カロリー抑えてじっくりと

 シャモロックの飼育期間は雄100日以上、雌110日以上。これも特定JASの基準を大きく上回っています。高カロリーの餌を与えて短期間に発育させる通常の飼育法とは逆に、カロリーを抑え、じっくり時間をかけて成長させることで、健康で味の良い地鶏に育ちます。
  飼育期間中に与えられる青森シャモロック専用飼料には、抗菌剤などの添加物は一切含まれていません。さらに、出荷の2週間前からは専用飼料にガーリックの粉末を加えることで、うまみを増し、栄養価を高める工夫をしています。

 飼育終了後は、ファーム内にある直営の食鳥処理場で加工され、その日のうちに出荷されています。

■■オールイン・オールアウト方式

 おおわにシャモロックファームでは、鶏の入っていない清潔な鶏舎にヒナを入れ、飼育期間終了まで一緒に育て、いっせいに出荷する「オールイン・オールアウト方式」を採用しています。
  鶏舎は日齢ごとに分かれているので、見比べると発育の様子がよくわかります。写真左上はふ化後7日ぐらいのヒナ。集団であちこち動きまわっていました。左下は日齢80日ぐらいたったもので、大きく成長し、ゆったりと落ち着いた様子でえさを食べたり、水を飲んだりしていました。出荷前の成鳥の体重は2〜3キロぐらいにもなるそうです。

 出荷終了後の鶏舎は徹底的に清掃した後、3回以上消毒してから次のヒナを入れています。(写真右・鶏舎の清掃)
  この方式は、小型の鶏舎が数多く必要になるため、手間やコストがかかりますが、清掃・消毒を徹底し、病気の発生を予防できる利点があります。安全で健康な地鶏を育てる姿勢がここにも明確に示されています。


  未来を担う子どもたちに


■■手と目をかけて育てる

 この農場では、主に2人の方がシャモロックの飼育に従事しています。県畜産試験場でふ化したばかりのヒナから、出荷直前の成鳥まで数千羽の世話をするのですから、そのご苦労は並大抵ではないでしょう。雪の多い地域だけに、冬期間は特に気を遣うそうです。
  「手をかけ、愛情をかけて育てると、鶏は健康によく育つんですよ。育てる者の心が鶏にも伝わるんでしょうね」と宮腰さんは言います。

 農場の敷地内では、新しい建物の基礎工事が行なわれていました。「初生用の鶏舎を新築しているのです」と、宮腰さんが教えてくださいました。鶏舎とはいえ、人の暮らす家と同じようなしっかりとした基礎が築かれています。生まれたばかりのヒナの飼育は温度管理が重要で、いっそうの心配りが求められるため、より安定した環境で育てられるように専用の鶏舎を作っているというお話でした。
  おおわにシャモロックファームで、手間とコストを惜しまず、一羽一羽に手と目をかけてじっくり大切に育てる生産者の姿勢にふれ、一般的な鶏肉と比べて少し高めの値段にも納得できました。
  「安全にていねいに育てたものを、未来を担う子どもたちに食べてほしい」という生産者の真摯な思いに、おいしさだけではない、青森シャモロックの価値を実感しました。

(取材日:2007年9月27日)

 

NHK「食彩浪漫」
1月号で
紹介されました!!

 青森の“とっておきの味”として、おおわにシャモロックファームで育てられた青森シャモロックの「おいしさまるごとセット」( ムネ肉2枚、モモ肉2枚、ささみ2枚、手羽先・手羽元各2本、内臓1羽分、ガラ1羽分/それぞれを真空パックにしてお届け)を特別提供いたします(2008年1月末までの期間限定)。
 詳しくは、こちらのページをご覧ください。

>>特別セットご注文ページへ

青森シャモロックの
「おいしさまるごとセット」

6,000円(消費税込/送料別)

 おおわにシャモロックファームを運営する(有)大鰐振興の直営販売所で、青森シャモロックを買うことができます。手羽先や小肉なども販売されています。大鰐町の国道7号線沿いの青森方面に向かって右手、「青森シャモロック」ののぼりが目印です。

(有)大鰐振興
おおわにシャモロックファーム直販店
青森県南津軽郡大鰐町大字蔵館字湯ノ沢4-3

(reported by Yamamoto)

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